外壁塗装の工程についてご説明させていただきますと、まず第一に高圧洗浄(外壁についた積年の汚れやコケなどを落とす)という作業があります。
足場を組んだらまず第一にする作業になるのですが、この工程を省いたり、手抜きをしたりしてしまうと、この後の塗装作業に大きな影響を及ぼしてしまいます。
なぜ高圧洗浄をするのかと言いますと、汚れやコケをそのままにして無理やり塗料で色付けしてしまうと、最悪の場合ほんの数日でもともと付着していた汚れごと塗料が剝がれてしまう事があるからです。
一概に塗装工事と言ってもただ色を付けるだけで良く、細かい部分を気にしないなら、わざわざ業者に注文しなくても、足場だけ業者に組んでもらって後は自宅ならば自分の時間のある時にすこしづつ進めていけば、自分の時間と塗料のお金だけで、簡単とまではいかなくても、格安で仕上げられると思います。
それなのになぜ業者に依頼するのかというと、やはり綺麗に長持ちさせる施工をする為ということなんだと思います。
何社かから見積書を提出させて、どの業者に決めるか、判断材料は多々あるかとは思いますが、一つ注意していただきたいのは、すべての塗装においてちゃんとした工程を踏んで施工するのか、どんな材料で何回塗装をしてくれるのかといったところをしっかりと見て、信用できる業者を選ぶ事をお勧めします。
お伺いする営業マンもそうですが、その会社がどんな会社なのか、信頼度は高いのか。
少しの時間で沢山の事を見極めるのは至難の業ですが、単純にその会社が何年営業しているのかや、どんな実績があるのかといった事なら、比較的簡単に知ることができると思います。
私の経験上個人経営だったり、会社としての店舗だったり事務所だったりをきちっと構えていない会社は
要注意!!
何か問題があったときに対応してくれなかったり、あれやこれやと難しい言葉でトラブルの解消に料金を発生させたりとひどい業者も沢山あるとよく耳にします。
保障体制がしっかりしている業者ほど、連絡した時の対応も真摯で速いものだと個人的には思います。
話が脱線してしまいましたが、塗装をする上で抜いてはいけない工程が必ずあって、正直すべての工程が大事ではあるのですが、高圧洗浄や下塗り、錆止め等の工程だけは最重要工程となりますので、ちゃんと高圧洗浄は行うのか、外壁や屋根に下塗りは入れるのか、鉄部には錆止めを入れるのかと、細かい部分について見積書を作成した業者にわかるまで説明させる事をお忘れにならないよう注意して下さい。